東急ハンズとコラボしたコンセプトルームも
歌舞伎町に誕生したホテル
「東急ステイ新宿イーストサイド」

2021.11.01

東急リゾーツ&ステイ株式会社が運営するホテル「東急ステイ新宿イーストサイド」が8月30日、歌舞伎町に誕生した。最寄り駅の東新宿駅(東京メトロ副都心線、都営地下鉄大江戸線)からは徒歩3分の立地。

「東急ステイ」は東京都内に19軒、地方に11軒を展開している。新宿エリアでは新宿三丁目にある「東急ステイ 新宿」と、西新宿五丁目にある「東急ステイ 西新宿」に続いて3軒目。歌舞伎町エリアへの出店について、ステイ企画統括部の加藤大典さんは「新宿は街が大きく、特に歌舞伎町は駅からも近く、インバウンドのホテル需要が高い場所。繁華街をはじめ、徒歩圏内にはオフィス・商業の複合施設である新宿イーストサイドスクエアや、日本のコリアンタウンと呼ばれる新大久保エリアなどがあって、ビジネスにも観光にも非常に利用しやすい立地だと考えました」と話す。

コンフォートダブルの様子(面積18㎡)
コンフォートツインの様子(面積23㎡)。ほかにレジデンシャルダブル、スーペリアツインなどのタイプを設ける

地上12階で客室数は208室。大きな特徴となっているのが同ホテル初となる、東急ハンズとコラボしたコンセプトルームの設置である。「元々当ホテルは、中長期滞在に適した設備を保有した滞在型のホテルで、洗濯乾燥機や電子レンジを備え付けているほか、一部の部屋にはミニキッチンが付いています。そうした特徴をしっかり利用者に伝えていきたいと企画しました。そこで部屋のテーマも当ホテルの『滞在性と機能性』を表す3つの特徴である『洗濯乾燥機』『ビジネス利用に適した空間』『電子レンジ』に基づいて設定し、それぞれ1室ずつ用意しました」と加藤さん。

コンセプトルームの各部屋には2段ベッドが置かれ、テーマに合わせて東急ハンズがセレクトした備品が室内の有孔ボードなどに並ぶ。洗濯乾燥機から派生した「BEAUTY & CARE」がテーマの部屋には美顔器やシャワーヘッドなど美容に関連した備品を、ノートパソコンが1台あれば、本格的なテレワークも可能な「STAY BIZ」をテーマにした部屋(「ビジネス利用に適した空間」から派生)には、ウェブカメラや照明、ライティングデスク、ホワイトボードなどテレワーク周辺機器類を置く。電子レンジから派生した「CHOINOMI TIME」がテーマの部屋には電子レンジで調理できるポップコーンやパスタ、缶詰などの食品、ビールサーバーなどを置く。

東急ハンズとコラボしたコンセプトルームの様子

加藤さんは「店舗では試しづらい商品の使い心地なども滞在しながら実感してもらえたらと思います。気に入った商品は全て東急ハンズ各店店頭のほか、各商品につけられたタグに記載のQRコードからオンラインショップ『ハンズネット』で直接購入もできます。滞在中の部屋での過ごし方も合わせて提案し、コンセプトルームをきっかけに通常タイプの部屋でも、そうした過ごし方が広がっていけば」と期待を込める。

ほかに、ホテルの最上階には「ガーデンスイート」を設けた。システムキッチン付きのダイニングスペースをはじめ、新宿を一望しながらBBQなどが楽しめるテラスを含め、広さは約140平方メートルある。立食時には最大30人で利用でき、宿泊のほかイベントなど時間貸し利用にも対応する。

「ガーデンスイート」の様子

またホテルには、グループ会社であるTCフォーラムが提供する貸し会議室「AP東新宿」を9室設ける。「近年要望の多いオンラインを交えたハイブリッド型の会議室運営にも対応できるよう、ウェビナー(インターネット上で配信するセミナー)が可能な設備も整えています。企業の長期宿泊研修などにも利用いただけたら」と加藤さん。

「自分らしく暮らすように滞在できる」をコンセプトにしたホテル。ビジネスに、観光に、ぜひ一度滞在しながら、歌舞伎町周辺エリアを楽しんでみてはいかがだろうか。

「東急ステイ新宿イーストサイド」外観

関連URL

東急ステイ新宿イーストサイド
https://www.tokyustay.co.jp/hotel/SE/
東京都新宿区歌舞伎町2-3-24

Editorial department / 本文中の本アイコンは、
歌舞伎町文化新聞編集部の略称アイコンです。

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