2021.01.27
歌舞伎町の「すずや新宿本店」ほかでとんかつ店を営む株式会社すずや代表取締役社長の杉山元茂さん。前編では日本の民芸を愛した杉山さんの叔母叔父夫婦が始めた「すずや」の歴史と、家業を継がれたお話を伺いました。今回はその後編、歌舞伎町タウン・マネージメント代表も務められる杉山さんに、歌舞伎町について、街との関わりについてお聞きします。 これまで歌舞伎町の街をどのように捉えられていらっしゃいましたか? 生まもっと読む
歌舞伎町のシンボルとも言える真っ赤な「歌舞伎町一番街アーチ」の真横に立つ「SUZUYAビル」。その5階にある「すずや新宿本店」は、民芸品を愛したある夫婦が訪れた各地の旅先で集めたコレクションをインテリアなどに使って始めた温かな店から、その歴史が始まる。民芸運動の中心となった柳宗悦、浜田庄司をはじめ、池田三四郎(木工家)、芹沢銈介(染色家)など日本を代表する人々が通い、看板やメニューの表紙は版画家・もっと読む
2020.08.27
2020年2月、新宿区をホームタウンとするサッカークラブ「Criacao Shinjuku(クリアソン新宿)」が新たなメンバーを迎え、新体制となって始動した。株式会社Criacaoが運営する同クラブは、切磋琢磨しながら競技でトップを目指すだけでなく、サッカーを通じた新宿区の地域活性、豊かさを感じられる社会の実現に向けた事業を幅広く展開する。自身も選手でありキャプテンとしてチームを束ねながら、広報ももっと読む
2019.08.26
新宿駅は2011(平成23)年、一日の平均乗降客数が364万人あるとしてギネス世界記録に登録認定されたほどの巨大ステーションである。1885(明治18)年の誕生時は武蔵野の雑木林に囲まれ、同駅を走る日本鉄道品川線は貨物の輸送がメインとはいえ、利用客が一日50人程度だった(新宿駅の乗降客は10人に満たなかったとも)と聞くと、ここ100年の街の進化に自ずと興味が湧いてくるのではないだろうか。 そんな新もっと読む
2018.08.31
2018年5月のとある日曜日、歌舞伎町周辺に点在するライブハウスは、昼間からリストバンドをした若者たちで賑わい熱気を帯びていた。この日行われていたのは、新宿最大級の音楽フェスティバル「CONNECT歌舞伎町 MUSIC FESTIVAL 2018」(以下、「コネクト」)だ。 初めて「コネクト」が開催されたのは2014年。歌舞伎町の中心にある屋外ステージ「歌舞伎町シネシティ広場」と5つのライブハウスもっと読む
2018.04.19
普通の高校生が普通に国内受験をしたつもりが、思いもかけず新設のアメリカ校に行くことになり、行った先のコロラドはその後の山下さんの人生を大きく変えることとなった。 アメリカ中の話題となり、また当時日本でも報道された山下さんが巻き込まれた事件は、アメリカの当時の世相も浮き上がらせ、また、自由の国アメリカならではの不自由な現実も突き付けていた。 多感な少年、青年時代に触れたアメリカは、山下さんにその後のもっと読む
2018.04.18
新宿歌舞伎町ゴールデン街G2区画にあるロック&ブルースを聞きながら飲めるバー「ACE’S(エイシス)」(宿区歌舞伎町1-1-9)の扉には、「If you have a problem, Ask me !! I love English & you !!!」という張り紙がある。そのせいか、この扉は外国人が多数開ける。 店内には、20時も過ぎる頃には外国人らしき方々で一杯になる。このともっと読む
2018.03.20
靖国通りに面した歌舞伎町の入り口を示す赤いゲート。そのアーチをくぐり抜け、さらに奥へ奧へと進んだ街なかに2017年10月、本屋「歌舞伎町ブックセンター」はオープンした。 ずばり「LOVE」をテーマに、小説やエッセイ、アート、漫画などさまざまなジャンルの書籍400冊を揃える店内では、現役ホストが接客を務め、本を薦めてくれるということも相まって、オープンからテレビや雑誌など数多くのメディアで取り上げらもっと読む
2017.10.19
日本のストリートダンスシーンに、ひと際高度なスキルを持った8人で構成されたダンサー集団「WRECKING CREW ORCHESTRA」(WCO)が誕生したのは2003年。日本全国のみならずワールドワイドな活動を行った先駆け的存在であり、それまでの日本のダンスシーンでは誰もやったことがなかった「大型舞台公演」を10年もの間成功させるなど、その存在は唯一無二と言えるだろう。 「WCO」から生まれた‘もっと読む