2023.03.10
新宿駅東口から延びる新宿大通りには、本サイトでもご紹介してきた創業138年を迎える新宿高野をはじめ、新宿中村屋(創業120周年)、伊勢丹新宿本店(開業90周年)などの老舗が立ち並び、新宿の目抜き通りとなっている。 今回は「新宿といえば紀伊國屋書店に昔から通っていた」「紀伊國屋ホールによく演劇を観に行った」など、これまで行った数多くの取材の中で皆さんのお話によく登場した老舗「紀伊國屋書店 新宿本店」もっと読む
2021.10.19
「新宿」のルーツである「内藤新宿」は、江戸時代に新しい宿場町として誕生すると賑わいのある繁華街として栄えていった。それでも江戸の中心・日本橋から見れば2里(約8km)離れた郊外とあって、時代が明治に移った頃もなお辺りには畑や茶畑が広がっていた。やがて宿場町時代にその中心であったエリア(新宿三丁目交差点辺りから四谷方面)より数百メートル西に駅が開設され、明治も後半になって乗降客や貨物が増えてゆくと、もっと読む
2020.11.20
新宿東口、武蔵野ビル3階にある「武蔵野館」のロビーに足を踏み入れると、上映作品にまつわるディスプレイや立体パネルを配したスポットが広がり、映画鑑賞前のひと時ワクワクした気分が高まっていくのを感じる。上映作品のセレクションだけでなく、映画館そのもののファンも多いことで知られ独特の存在感を放つ「武蔵野館」は、1920(大正9)年開館とその歴史は古い。2020年6月には100周年を迎え、都内に現存する映もっと読む
2019.12.18
実に多様な様相を見せる大都市・新宿。このサイトでもこれまでに創業100年を超える老舗から、最先端のデジタル技術を駆使したモノづくり、小さな軒が連なる飲食店、街をあげて行われる昔ながらの祭りや、アートイベントなどを紹介してきた。 そんな新宿は「落語の街」としても注目を集めている。「伊勢丹」の東側、飲食店などが多く建ち並ぶ新宿三丁目界隈の通りを歩くと目に入る、提灯や落語家の名前が書かれた札がずらりと並もっと読む
2019.10.21
日夜観光客で溢れる新宿は、日本の、そして東京の代名詞的な大都市として、西口の高層ビル群や歌舞伎町の眩いネオンサインなど、その近代的なイメージが伝えられることが多いかもしれない。しかし駅前の大通りを少し歩いてみただけでも、優に100年を超える老舗が立ち並んでいる姿に出会うことができる。まだ雑木林が広がる、のどかな武蔵野の風景の中に生まれ、やがて新宿の街の文化の担い手となりながら、現在も新宿の街を牽引もっと読む
2019.01.11
2018年9月16日、新宿駅周辺と西新宿にまたがるエリアで、「新宿十二社熊野神社」の例大祭が執り行われた。今回は3年に1度、「陽の年」と呼ばれる年に当たり、13の睦(町内)は、村神輿(各町内の神輿)だけでなく、宮神輿(神社の大きな神輿2基)を渡御する。氏子である歌舞伎町エリアも、大勢の担ぎ手たちと見物客の熱気にあふれた。 今年渡御長を務め、奉賛会のメンバーとして本社神輿の渡御に関わられた片桐真介さもっと読む
2018.07.12
世界各国から観光客が訪れ、昼夜問わず賑わいを見せる新宿。海外からのツーリストにとって、夜になるときらめく靖国通り沿いのまばゆいネオンサインは、大歓楽街の一つの象徴的なイメージになっているのではないだろうか。 そんな現代的な街並みを埋め尽くさんばかりの人たちが、皆同じ半纏(はんてん)をまとって神輿を担いで練り歩く、非常に伝統ある祭りが行われていることは、海外からの観光客はもちろん、日本人でも知らないもっと読む