2019.02.18
複数の作家が、一つの街をテーマに書く掌編小説シリーズ「ヴァイナル文學選書」(東京キララ社)が始動し、2018年10月に第1弾として「新宿歌舞伎町篇」が刊行された。 発起人はライター、詩人などとして活動する石丸元章さん。ラインアップは石丸さんによる「聖パウラ」、小説家・ライター、海猫沢めろんさんの「鬼畜系ゲームブック熊猫」、ヒップホップMCとして活動する漢a.k.a. GAMIさんの「北新宿2055もっと読む
2018.07.27
かつて西新宿にあった「新宿区立淀橋第三小学校」。廃校になったこの小学校の各教室を稽古場としてリノベーションし、さまざまな芸能活動をサポートする施設として「芸能花伝舎」が誕生したのは2005年のことだった。 その名前は、同施設を運営する公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)の会長を務める能楽師・人間国宝の野村萬氏が、芸能の「真の花」を咲かせる場であるようにとの思いを込め、世阿弥の「風姿花伝」もっと読む
2018.06.08
「新宿眼科画廊」の展示のユニークさ、前衛的な作品の多さは、インタビュー<前編>で伺ったように、展示する作家の思いを汲み取り、作家と一緒に考えようとするたなかさんの姿勢とともに、「作品を選ばない」というポリシーにもあるようだ。 アートが気づかせるもの 特に何か意図して、そういったものを選んで展示しているわけではないんですけど、逆に『選んでいない』というのが強いのかもしれませんね。展示作品を選ぶことにもっと読む
2018.06.07
新宿ゴールデン街に程近い場所で、「他ではなかなか見られない個性的な展示が見られる」と評判のギャラリーがある。その名は「新宿眼科画廊」。一度耳にしたらなかなか忘れがたいユニークな名前は、かつて新橋にあり、今ではしばしば伝説とも語られる「内科画廊」へのオマージュとして名付けられたそうだ。 「眼科画廊」は、現代美術を中心に、写真やインスタレーション、映像作品などを展示するスペースとして2004年12月にもっと読む
2018.02.19
「絵を描きたい、その根を強く太く育てたい」とそれから1年半をニューヨークで過ごしたという長坂氏。 アートとの距離が近い街。路上での観衆のレスポンスも早く、テレビ局に声を掛けられドキュメンタリー番組も製作されたという。 それでも街にアーティストはひしめき合い、500ほどのギャラリーが連なるチェルシーへは、売り込みに行っても誰ひとり相手にしてくれなかったという。 実際にNYに住んでみてどうでしたか? もっと読む
乗降客数百万人を誇る新宿駅南口に直結したファッションビル「Flags(フラッグス)」の外壁に設置された大型デジタルサイネージ。煌々と街に向かって映し出される映像は、恐らく数限りない人々の目に日々留まっているに違いない。 2016年9月からこのスクリーンで放映されているイメージCMに、自身がデザインしたシャツを身にまとい、背丈を超える大きな越前和紙を前に、墨と筆でエネルギッシュなライブペインティングもっと読む
2018.01.09
(新宿区文化観光産業部 副参事〈にぎわい創出等担当〉 淺野祐介さんに聞く) 始まりは9日間の学生アートコンペティション 年々その規模を拡大し、2017年は新たに12名のアーティストを加え、過去最多29名のアーティストが参加して行われたアートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ2017」。 学生から世界的に有名なアーティストの作品まで、まち中の路上で、ギャラリーで、高層ビルのアトリウムで、気軽にアもっと読む
2017.11.14
「新宿アルタ」から程近い「新宿モア4番街」で9月21日、「あゝ、デンジャラス祭り」が行われた。路上を一日封鎖し、延べ120人が新宿の真ん中で屋外映画上映を楽しんだ。 今回の企画は、世界25カ国、52の映画祭が熱狂したデンジャラスな傑作短編ドキュメンタリー3本を一挙に公開する上映企画「Dangerous Docs(デンジャラス・ドックス)」と、寺山修司唯一の長編小説「あゝ、荒野」を原作に、新たなもっと読む
2017.07.18
「新宿バルト9」(新宿区新宿3、TEL 03-5369-4955)が、今年2月に開館10年を迎え、さまざまな記念イベントを開催。その中の一つ、3月17日に行われた一日限定のオリジナル企画「庵野秀明の、極私的TV特撮ヒーロー(主題歌等)史集」は、チケットが販売されるやすぐに完売。予定していた時間を遥かに上回る4時間半近いイベントに、約400人のファンが集まった。 同館は2007年、日本で初めて館もっと読む