2020.08.04
JR新宿駅に設置されている「駅のスタンプ」が7月8日、新たなデザインに生まれ変わった。JR東日本東京支社が、新宿駅を含むエリア内全78駅のスタンプを17年ぶりに一斉リニューアルしたもの。 「駅のスタンプ」は来場記念として旧国鉄時代から作られ、同社発足後も引き続き展開していた。これまで使われていたスタンプは、2003(平成15)年10月、江戸開府400年記念に合わせて企画されたデザイン。同社スタッフもっと読む
2020.07.22
新宿区河田町。都営大江戸線「若松河田」駅を降りるとその背後に、豊かな緑に囲まれた大きな建物が広がるのが見える。昭和2年からこの地に建つ瀟洒な洋館「旧小笠原邸」である。2002(平成14)年に洋館建築を竣工当時の姿に限りなく近く修復し、スタイリッシュなスペイン料理店としてリノベーション開業し現在に至る。レストラン「小笠原伯爵邸」としては18年目となるが、邸宅は90年以上の歴史を刻んできた。 「この洋もっと読む
2020.07.03
以前紹介した「漱石山房記念館」(新宿区早稲田)のミュージアムショップの一角で目にしたメモ帳。表紙には大小入り混じった美しい明朝体で、漱石の「夢十夜」から引用した文章があしらわれている。「特別なグッズを作れたらと、近くにある『佐々木活字店』に相談し、活字を一文字ずつ組んで活版印刷で刷っていただきました。触ってもほとんど凹凸がわからないほど滑らかな、職人の技が光る手の込んだメモ帳です」とスタッフ。 実もっと読む
2020.06.03
ここ数年、「ドローン」に関連するニュース映像、映画やミュージックビデオ、SNSなどで発信される空撮による絶景や美しい映像を目にする機会が圧倒的に増えてきたのではないだろうか。さまざまな使われ方が期待されているドローンだが、その市場において世界No.1シェアを誇るのは2006年、中国広東省・深圳に創業したドローンメーカー「DJI」(Da-Jiang Innovations Science and Tもっと読む
2020.04.10
「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「草枕」など、数々の作品を手掛けた日本を代表する小説家・夏目漱石(1867〜1916年/慶応3〜大正5)。ファンのみならずかつて教科書で読んだ人や、千円札に描かれた肖像画で馴染みのある人も多いに違いない。さて、そんな漱石の出身地はどこであるかご存知だろうか。 実は漱石は新宿区で生まれ育った人物だ。誕生の地である牛込馬場下横町(現在の喜久井町一番地)には、「夏目坂」ともっと読む
2020.03.23
新宿駅を出て靖国通りを渡り、「新宿区役所」のある区役所通りを北に10分ほど歩くと、なんとも懐かしい佇まいの「新宿バッティングセンター」が見えてくる。住所は新宿区歌舞伎町2丁目。若い頃、新宿で飲んだり食べたりした帰りに立ち寄ったという青春時代の思い出を持つ人も多くいる一方で、若い人や観光で訪れた外国人には「こんな一大歓楽街に昔ながらの平屋のバッティングセンターがあるなんて」と新鮮な光景に映るかもしれもっと読む
2020.03.09
新宿駅東西に広がる観光スポットや商業施設、ホテル、オフィスなどへスムーズに移動することができる手段の一つに、新宿駅西口を起点に運行している循環型のバス「新宿WEバス」がある。 新宿区が2006(平成18)年からバス導入のための協議を重ね、その後プロポーザル方式(複数の事業者から企画提案を募り選定する)で選ばれた京王バス東株式会社(府中市)が運行事業者となり、2009(平成21)年9月に運行がスターもっと読む
2020.02.17
「内藤新宿」が廃宿の令から54年ぶりに再開した1772(明和9)年は、江戸の街が「明和の大火」に見舞われたこともあり、良き年に変えようと元号が年中に「安永」に変わった年でもあった。時は十代将軍、徳川家治の頃のことである。 当時、大都市江戸を取り囲む近郊は農村地帯であったが、内藤新宿一帯は水利の悪い高台の土地が多く水田は少なかったという。とりわけ、歓楽街としての活況を取り戻していった内藤新宿は旅籠屋もっと読む
2020.02.13
東京都と新宿区は2018(平成30)年3月、新宿駅、駅前広場、駅ビルなどを一体的に再編整備し、「新宿グランドターミナル」とするべく、「新宿の拠点再整備方針〜新宿グランドターミナルの一体的な再編」(以下「再整備方針」)を策定した。 新宿駅周辺は、1885(明治18)年に日本鉄道(現 JR東日本)新宿駅が開業し、これをきっかけに電鉄線路で仕分けられた東西エリアというイメージになった。東エリアは店舗や百もっと読む