2021.02.26
前編では、ヒューマックスグループ誕生のきっかけとなった「ムーランルージュ新宿座」と、歌舞伎町シネシティ広場に立つ2つのビル「ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町」「ヒューマックスパビリオン新宿アネックス」の前身となる「新宿地球座」「新宿劇場」についてご紹介した。 後編はさまざまな楽しみを提供する現在の事業展開と歌舞伎町の街について、株式会社ヒューマックス 取締役の戸田史朗さん、不動産統括部 建築担もっと読む
「歌舞伎町シネシティ広場」に立って周囲を見渡すと、映画館あり、ホテルあり、クラブありと、それぞれに個性ある商業ビルが四方を取り囲んでいるのが見える。これは、鈴木喜兵衛という人物が戦後、エンターテインメントを中核に据えた復興まちづくりとして「中央に広場をおき、その周りを歌舞伎劇場『菊座』をはじめとする大小の劇場、映画館などで囲んだ一大興行街」を計画した歴史の流れを汲むものである。 かつて東側に立ってもっと読む
2021.02.22
2006年に初めて開催された際、大きな話題になったという「新宿歌舞伎町区役所通りイルミネーション」(以下、「区役所通りイルミネーション」)。真っ白な光が連なる通りの様子は「歌舞伎町が変わった!」と連日、テレビのニュースや新聞で取り上げられたという。今年も約90本の街路樹に取り付けられた12万個のLEDライトが、日が沈んだ後の街を明るく照らしている。 街路樹を彩るイルミネーションは、ワイングラスの形もっと読む
靖国通りの北側に広がる歌舞伎町には、入り口に「歌舞伎町一番街アーチ」が架かる「劇場通り」、「新宿東宝ビル」が見える「ゴジラロード」などの通りが南北に通っている。今回ご紹介する「区役所通り」は、その名の通り「新宿区役所」に隣接し、ゴールデン街が目と鼻の先という立地にある。この通りで今や歌舞伎町の風物詩として人々が楽しみにしているのが、今年で15周年を迎えた「新宿歌舞伎町区役所通りイルミネーション」(もっと読む
2021.01.31
世界にも知られる東京・新宿の町名「歌舞伎町」。おのずと知れた日本有数の歓楽街であるが、エリアとしては、南の靖国通りから北は職安通りまで(一部除く)、東西はJRの線路と明治通りに挟まれた数百メートル四方で、歌舞伎町一丁目と歌舞伎町二丁目から成り立つ。今回は、そんな歌舞伎町の街の安全を日々守る「警視庁新宿警察署 歌舞伎町交番」(以下、歌舞伎町交番)について紹介したい。 「歌舞伎町交番」が立つのは、歌舞もっと読む
2021.01.27
歌舞伎町の「すずや新宿本店」ほかでとんかつ店を営む株式会社すずや代表取締役社長の杉山元茂さん。前編では日本の民芸を愛した杉山さんの叔母叔父夫婦が始めた「すずや」の歴史と、家業を継がれたお話を伺いました。今回はその後編、歌舞伎町タウン・マネージメント代表も務められる杉山さんに、歌舞伎町について、街との関わりについてお聞きします。 これまで歌舞伎町の街をどのように捉えられていらっしゃいましたか? 生まもっと読む
歌舞伎町のシンボルとも言える真っ赤な「歌舞伎町一番街アーチ」の真横に立つ「SUZUYAビル」。その5階にある「すずや新宿本店」は、民芸品を愛したある夫婦が訪れた各地の旅先で集めたコレクションをインテリアなどに使って始めた温かな店から、その歴史が始まる。民芸運動の中心となった柳宗悦、浜田庄司をはじめ、池田三四郎(木工家)、芹沢銈介(染色家)など日本を代表する人々が通い、看板やメニューの表紙は版画家・もっと読む
2021.01.22
新宿にはさまざまな街の風景が広がるが、「新宿」と聞いて多くの人が思い浮かべるアイコニックなスポットといえば「歌舞伎町一番街アーチ」ではないだろうか。靖国通り沿い、歌舞伎町の街の入り口とも言える場所に架けられ、ネオン街の中でもひときわ華やいだ光で人々を迎え入れるアーチは、ガイドブックをはじめニュース映像、映画やアニメーション作品などにも繰り返し登場し、国内にとどまらず、海外でも知られる存在となっていもっと読む
2020.12.04
歌舞伎町には、街の憩いの場、スポーツで体を動かすことができる空間としてだけでなく、芸能やフードなどさまざまなイベントの会場としても活用されている区立「大久保公園」がある。バスケットボールコートやフットサルコートとして使えるスポーツエリアと、一般利用エリア合わせて約3,300㎡の面積があり、イベント時にはその全面が使われにぎわいを見せる。 同公園が「シアターパーク」の名を冠した現在の姿になったのは、もっと読む