2022.09.26
東京の魅力をさまざまな切り口で紹介する月刊誌『東京人』(都市出版)が2022年6月号で、「新宿歌舞伎町 やさしいダウンタウン」を特集に掲げた。誌面は歌舞伎町にかかわるさまざまな人物を取り上げつつ、歌舞伎町の街の成り立ちなどの歴史、カルチャー、現在進行形の再開発など過去から未来まで包括しながら、街のリアルな姿を伝える。 その顔ともなる表紙には、潤沢な髪をなびかせた人物がネオンのように色とりどりに光るもっと読む
2022.09.12
歌舞伎町や新宿ゴールデン街など新宿らしいにぎわいのある街並みの先にたたずむ花園神社。靖国通り沿いに並ぶビルの合間にありながら、鳥居をくぐると清らかで落ち着いた空気に包まれる。 花園神社は江戸時代が始まるより前に奈良県の吉野山より勧請(かんじょう)され、江戸時代から内藤宿の総鎮守とされてきた。もともとは内藤宿の追分(現在伊勢丹がある付近)にあったが、寛永時代(1624〜1644年)に現在の場所に移しもっと読む
2022.09.06
話題の広告をはじめ、舞台や映画のスチール写真などその第一線で活躍する写真家のTAKAMURADAISUKEさん。プライベートでは日本中の少し街外れな場所をまわり、ラブホテルやネオン群など、どこか懐かしさのある風景をポップに切り取った作品などの制作を続ける。現在歌舞伎町で建築が進む東急歌舞伎町タワーの前身で、解体寸前の新宿TOKYU MILANOを撮影するなど、歌舞伎町ともゆかりのあるTAKAMURもっと読む
2022.08.26
物語のリアルな舞台や架空の街のイメージとして、「歌舞伎町」にゆかりのある作品を紹介するコラム。第3回は歌舞伎町をはじめとする東京とその近郊で全編撮影されたWOWOWとHBO MAXの日米共同制作による超大作ドラマシリーズ「TOKYO VICE」(監督:マイケル・マンほか)を紹介したい。 1990年代の東京を舞台に展開する「TOKYO VICE」。主人公でアメリカ人のジェイク(アンセル・エルゴート)もっと読む
2022.07.25
神河さん: 噴水のような外装デザイン、建物の色合いはどのように考えられましたか? 星川さん: 今まで見たことのないような形状と色をしている点は、歌舞伎町ならではですし、寛容性・多様性といったテーマがあったからこそ実現できたと思っています。東京のスカイライン(建物などの連なりによる景観の輪郭線)は平坦なところが多いのですが、東急歌舞伎町タワーは隆起しているようなアンジュレーション(起伏)があって、東もっと読む
歌舞伎町の街で、その完成に期待が高まっている「東急歌舞伎町タワー」。ホテルおよび映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設などからなる地上48階、地下5階、塔屋1階、約225mの超高層複合施設は、その施設構成だけでなく外観も含め、これまでの高層ビルとは全く違った趣を見せる。世界中の観光客をワクワクさせるような「デスティネーション」として、街全体の未来を見据えながら進められた今回の開発もっと読む
2022.07.19
その形から辛さまでさまざまな種類がある唐辛子だが、新宿に縁の深い唐辛子に「内藤とうがらし」がある。歌舞伎町のほど近くにある花園神社の境内には「江戸・東京の農業 内藤トウガラシとカボチャ」と題した銘板が立てられていて、これを読むと「新宿周辺から大久保にかけての畑は、トウガラシで真っ赤になるほど」その栽培が盛んだったことがわかる。 現在JR新宿駅に設置されている「駅のスタンプ」にも内藤とうがらしは見らもっと読む
2022.06.02
新宿は食事や買い物を楽しんだり、映画を観たりさまざまな楽しみ方に溢れている街だ。多種多様な店の中で大型百貨店が多いのも特徴の一つで、新宿駅の東西どちらのエリアにも新宿の顔となるような百貨店が立ち並び、新宿周辺だけでなく沿線から多くの人を集めている。 新宿に本店を構える「伊勢丹 新宿本店」は、とりわけ最先端のファッションやグルメ、情報に触れることができるようなワクワク感に満ちた売り場で人々を魅了し、もっと読む
2022.05.25
歌舞伎町は戦後、欧米諸国に見られるような「広場」を中心にデザインされた街だ。中央に噴水があった時代もあるこの広場は、「レインボーガーデン」「ヤングスポット」などの名称を経て現在「歌舞伎町シネシティ広場」と呼ばれている。来街者が歩行し、また時に集う「広場」として親しまれているが、実は制度的には区道、新宿区が管轄する道路である。 新宿区はこの道路が歌舞伎町の街の魅力を発信する拠点になり得ると考え、そのもっと読む